専門家にまかせたいチェックポイント

専門家に依頼するチェック項目は限られています。

一、コンクリートの強度(圧縮試験・超音波)。

二、鉄筋の被り厚さ(RCレーダー)。

三、構造計算上のチェック(理論計算)。

四、コンクリートの塩分含有量調査(分析調査)。

五、給水管・給湯管調査(内視鏡調査)。

六、タイルの浮き調査(打診・特殊撮影)。

七、溶接箇所調査(機器による解析調査)。

八、杭の破損・長さ調査(超音波調査)。

九、地盤の地耐力調査(載荷調査)。

十、漏水調査(散水テスト)。

こうした調査は、建物に何らかの「挙動変形」が現れた場合に、それの裏付けを取るために行われるものだ。したがって、建物に「おかしい」と思われる何の変異・変化もあらわれていないのに多額の費用をかけて、こんな調査をする必要は全くないのだ。

コンクリートの顔色を診ただけで、強度・塩分などについて一定の結論が出るのです。また、蛇口からの一番水の色を診れば給水管内の状態が想像できます。それを指摘しても、納得しない業者に対しては「論より証拠」というわけで、データを突きつけるしかないのだ。

現在の医療界に似ている。調査項目を増やしたからといって、鑑定の結果が豊かになるとは言い切れません。要するに、欠陥現象を業者に認めきせればいいのだ。そのためには、専門家は多くの事例を学び、いずれの側にも偏しない態度で調査に当たるのだ。専門家があなたを救ってくれるのではない。あなたが、専門家の手助けによって努力することが大切なのだ。

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